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壁内結露とは?原因・対策・リスクについてわかりやすく解説

知らないうちに進行する住宅の悪化…それは、壁の中でおこる結露かもしれません。
壁内結露は、目に見えないため、気づいたときには深刻な被害に発展していることも。
家の寿命を縮め、健康にも悪影響を及ぼす可能性がある、恐ろしい現象なのです。
この記事では、壁内結露の原因や発見方法、そして効果的な対策について解説します。
住宅の安心と安全を守るために、ぜひ最後までお読みください。

壁内結露の原因と発見方法とは

気温差による結露

 

湿った暖かい空気は、温度の低い場所に移動しようとする性質があります。
そのため、冬は室内の暖かい空気が外壁に接触し、急激に冷やされて結露が発生します。
夏は逆に、外気の湿った空気が冷えた壁に結露することがあります。

 

換気不足による結露

 

適切な換気が行われないと、室内の湿気が壁内にこもり、湿度が上昇します。
湿度が高くなると、壁内の温度が下がる際に結露が発生しやすくなります。
浴室やキッチンなど、湿気が発生しやすい場所では特に注意が必要です。

 

断熱材の不備による結露

 

断熱材が不適切な場合、外気の影響を受けやすく、壁内の温度が下がりやすくなります。
そのため、結露が発生しやすくなります。
断熱材の劣化なども、結露リスクを高める要因となります。

 

壁内結露の兆候

 

壁内結露は目に見えにくいですが、いくつかの兆候からその存在を推測できます。
例えば、壁紙の黒ずみ、湿気やカビ臭、壁の変色などです。
これらの兆候が見られたら、壁内結露の可能性を疑い、専門家の診断を受けることをおすすめします。

 

専門家による診断

 

壁内結露の確実な診断には、専門家の助けが必要です。
サーモグラフィカメラを使用することで、壁内の温度分布を可視化し、結露の有無や程度を正確に把握できます。
早期発見・早期対策が、被害拡大を防ぐために非常に重要です。

壁内結露の対策とリスク軽減方法について解説

防湿気密シートの役割

 

壁内の室内側に防湿気密シートなどを設置することで、室内の湿った空気が壁の中に入るのを防ぎます。
これは、壁内結露対策において非常に重要な役割を果たします。

 

通気層の重要性

 

断熱材の外側に通気層を設けることで、壁内の湿気を外に排出できます。
これは、壁内の湿気を乾燥させる効果があり、結露の発生を抑えるのに役立ちます。
また、万が一雨水が浸入した場合でも、乾燥しやすくなります。

 

放置による住宅被害

 

壁内結露を放置すると、断熱材や木材が腐食し、建物の耐久性や耐震性が低下する可能性があります。
また、断熱性能の低下も招き、光熱費の上昇にも繋がります。

 

健康被害のリスク

 

壁内結露によって発生したカビは、アレルギーや呼吸器系の疾患を引き起こす可能性があります。
特に、小さなお子さんや高齢者のいる家庭では、健康被害へのリスクを十分に考慮する必要があります。

 

専門会社への依頼方法

 

壁内結露の対策や修理を専門会社に依頼する場合、まずは会社に依頼し、内容を確認することが大切です。
信頼できる会社を選ぶためには、実績や経験、対応の良さなどを確認しましょう。

まとめ

壁内結露は、住宅の寿命を縮め、健康被害にも繋がる深刻な問題です。
気温差、換気不足、断熱材の不備などが原因となり、壁紙の黒ずみ、カビ臭などからその発生を疑うことができます。
防湿気密シートや通気層の設置などの対策が重要であり、専門家の診断を受けることで適切な対応が可能になります。
早期発見と適切な対策で、大切な住まいを守りましょう。

当社はアトリエ建築家と連携し、デザイン性と住みやすさを両立した住宅づくりを行っています。
平屋や二階建て、二世帯住宅など、多様なスタイルに対応可能です。
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