高島市の暮らし
京都まで1時間、大阪まで2時間以内で行ける高島市。そんな「都心に近い、ほどよい田舎」の魅力をお伝えします。
気候・風土
日本海側に近いことから、秋には「高島しぐれ」と呼ばれる降雨がしばしばあり、冬の積雪量も多くなります。年間を通じて湿度が高いことに加え、京都と若狭を結ぶ街道沿いに位置する地理的要因もあり、魚を塩とデンプンで乳酸発酵させたなれずしのほか、酒や酢 、醤油、味噌など、多様な発酵食文化を培ってきました。また、日本陽明学の始祖である中江藤樹生誕の地として知られ、数多くの近江商人を輩出した土地柄でもあります。
交通
JR湖西線・近江今津駅からは、新快速で京都駅まで48分、大阪駅まで75分です。特急サンダーバードに乗車すれば、乗り換えなしで金沢駅まで行け、東海道新幹線を利用する場合には、京都駅から博多方面、米原駅から東京方面へアクセスできます。さらに、車では国道161号線経由で名神高速道路・京都東インターチェンジまで約1時間と、高島市は、普段の通勤・通学にも、ちょっとしたお出かけにも、交通至便な立地です。
教育
地域住民や自然とのふれあいを通し、子どもたちに豊かな人間性を育んでほしいとの願いから、高島市では、教室の授業だけでなく、里山体験や田植えなど体験学習の場も数多く提供しています。また、一貫性のある系統的かつ継続的な学習指導や生徒指導を行う小中一貫教育を実施。その先がけとなる高島学園は、県内で初の公立小中一貫校です。一方で、先述の交通アクセスのよさから、市外や県外の私立校に通う事例も増えています。
買い物・医療
近江今津駅および国道161号線周辺の市街地には、食料品や生活用品がそろうスーパーや薬局、家電量販店が点在。さらに、市内にある道の駅や農産物直売所(ファームマート)、休日に開かれる朝市、収穫時期に行われる野菜の無人販売では、地元の新鮮な農産物や加工品を購入することができます。また、地域の基幹病院である高島市民病院をはじめ、近江愛隣園今津病院、医療法人マキノ病院など、医療体制も充実しています。
コミュニティ
地域コミュニティの維持強化を推進し、相互扶助の街づくりを目指す高島市。たとえば、市内事業者とも連携しつながら、子どもや高齢者、障がいのある人、支援が必要な人などを地域住民で見守る「見守りネットワーク」を組織。事故や孤立を未然に防ぐことで、社会的不安の解消に努めています。また、大規模災害の発生時には、多くの労力や物資が必要となるため、他の自治体や団体、企業とも応援協定を結んでいます。