2025.07.26
NEW
各部屋別収納計画とは？住宅の収納アイデアを実現する方法
夢のマイホーム、いよいよ家づくりが始まりますね。
ワクワクする反面、収納計画について不安を感じている方も多いのではないでしょうか？
収納は、快適な暮らしを左右する重要な要素です。
適切な収納計画を立てなければ、後々後悔することにもなりかねません。
今回は、各部屋に最適な収納プランニングについてご紹介します。
スムーズな家事動線と、十分な収納容量の確保を目指しましょう。
住宅の収納アイデア
玄関収納の工夫
玄関は家の顔。
第一印象を左右するだけでなく、家族の動線の起点となる重要な場所です。
靴はもちろん、傘やコート、ベビーカー、外遊びの道具など、様々なものが集まりがちです。
そこで、収納スペースの確保が重要になります。
シューズクロークは、靴をすっきり収納できるだけでなく、ベビーカーや自転車なども収納できるため、玄関を広く保つのに役立ちます。
また、壁面収納を活用すれば、さらに収納力をアップさせることができます。
収納棚の高さや幅を、収納するもののサイズに合わせて調整することで、無駄なくスペースを活用できます。
さらに、棚板を可動式にすることで、収納する物の変化にも柔軟に対応できます。
リビング収納の計画
リビングは家族が集まる空間。
そのため、雑誌やリモコン、おもちゃなど、様々なものが散らかりがちです。
リビング収納は、見た目だけでなく、使いやすさも重要です。
天井まで届く壁面収納は、収納量が多く、圧迫感を感じさせないデザインも選べます。
また、テレビボードの下や、ソファ周りの空間も有効活用しましょう。
収納ボックスやバスケットなどを活用すれば、見た目もすっきりとした印象になります。
さらに、掃除用具を収納するスペースを確保することで、いつでも簡単に掃除ができる状態を保てます。
キッチン収納の最適化
キッチンは、家事の中心となる場所。
調理器具、食器、食材など、多くのものを収納する必要があります。
パントリーは、食材のストックや調理器具をまとめて収納できる便利な空間です。
ウォークインタイプのパントリーであれば、大量の食材を収納でき、キッチンカウンターを広く保つことができます。
また、キッチンの壁面収納も有効活用しましょう。
引き出し式収納や回転式収納などを活用すれば、奥の物も簡単に取り出せます。
さらに、食器棚は、食器のサイズや種類に合わせて棚の高さを調整できるものを選びましょう。
寝室収納の確保
寝室は、リラックスできる空間であるべきです。
そのため、収納は、すっきりとした印象になるように計画しましょう。
ウォークインクローゼットは、衣類をまとめて収納できる便利な空間です。
季節の衣替えもスムーズに行えます。
また、ベッドの下の収納スペースも有効活用しましょう。
収納ボックスなどを活用すれば、寝具や衣類をすっきり収納できます。
さらに、ベッドサイドに小さな棚を設けることで、本やメガネなどを置く場所を確保できます。
子供部屋収納の設計
子供部屋の収納は、子供の成長に合わせて変化する必要があります。
可動式の棚や、高さ調整できるハンガーパイプなどを活用すれば、子供の成長に合わせて収納スペースを調整できます。
また、子供自身が使いやすいように、低い位置に収納スペースを設けましょう。
おもちゃや学習用品を収納するスペースを確保し、子供自身が整理整頓しやすいように工夫することも重要です。
さらに、収納ボックスやラベルを活用することで、子供にも分かりやすい収納を実現できます。
各部屋別収納計画
動線と収納の配置
収納計画では、動線を考慮することが非常に重要です。
例えば、玄関からキッチンへの動線上にパントリーを配置すれば、買い物の荷物をスムーズに収納できます。
また、洗濯動線上にファミリークローゼットを配置すれば、洗濯から収納までをスムーズに行えます。
収納場所と使用場所の距離が近いほど、家事の負担を軽減できます。
必要な収納容量の算出
収納容量を正確に把握するために、まずは現在所有しているものの量とサイズを測り、リスト化しましょう。
さらに、将来増える可能性のあるものも考慮に入れて、余裕を持った容量を確保することが大切です。
収納率は、延べ床面積の10～15％程度が目安です。
しかし、これはあくまでも目安であり、家族構成やライフスタイルによって必要な容量は異なります。
収納家具の選び方
収納家具を選ぶ際には、デザインだけでなく、機能性も重視しましょう。
例えば、引き出し式収納や回転式収納は、奥の物も簡単に取り出せるため便利です。
また、可動棚は、収納する物の高さに合わせて棚の高さを調整できるため、スペースを無駄なく活用できます。
素材や色なども、部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。
収納用品の活用方法
収納用品を効果的に活用することで、収納力を高め、整理整頓しやすくなります。
収納ボックスやバスケットは、見た目もすっきりとした印象になります。
また、仕切り板やラベルを活用することで、収納の中身を分かりやすく整理できます。
さらに、吊り下げ収納や真空パックなども、収納スペースを有効活用するのに役立ちます。
収納における注意点
収納計画においては、いくつかの注意点があります。
まず、収納スペースが多すぎると、かえって物が散らかりやすくなる可能性があります。
また、収納スペースが少なすぎると、物が溢れてしまう可能性があります。
適正な収納容量を確保することが、快適な生活を送るための鍵となります。
さらに、収納内部の掃除がしにくい設計にならないよう、注意しましょう。
まとめ
今回は、住宅の各部屋における最適な収納方法や考え方について解説しました。
玄関、リビング、キッチン、寝室、子供部屋それぞれの収納の特徴を踏まえ、動線や収納容量を考慮した計画の重要性を改めて確認できたかと思います。
収納家具や収納用品の選び方、そして収納における注意点についても触れ、快適な住空間づくりのヒントを提供しました。
これらの点を参考に、最適な収納プランニングを実現してください。
家づくりは、長く快適に暮らすための大切な第一歩です。
後悔のないように、じっくりと計画を進めていきましょう。
私たち青谷建築工房では、お客様の暮らし方に寄り添った収納提案を大切にしています。
既製の収納ではなく、動線や使い勝手を丁寧にヒアリングし、オーダーメイドでプランニング。
生活感を隠しながらも「使いやすい」を実現する収納アイデアは、多くのお客様からご好評いただいております。
限られた空間も無駄にしない工夫と設計力が私たちの強みです。